登場人物のほとんどがクズ。 山月記読みたくなるけど難しそう。 主人公の汐野、どこかで救いがあるかと読み進めてもナイ。なんなら最後でさらに地獄に落とされてる。 そういえば中学生の頃から一番なりたくない職業は先生だった。 頼んでもないのに大勢の人間から評価を受けなくてはいけないなんてものすごくイヤだと思ってた。 そういう私からすれば、先生という職業から政治に転身したい気持ちにいやらしさは感じられない。早く辞めた方がよい。 汐野が軽蔑し、共感する久茂校長先生が私には一番まともな人に見えた。 登場人物の名前、時々出てくる表現·漢字が難しくて読めない、意味が分からない。しかも調べもしてない。老化だな。 しかし面白かった!やっぱり私は人の暗い部分か描かれる本、好きなんだよなぁ。 ちょっと振り返って読みずらかった漢字をピックアップ 喧しい声が耳を聾した。 かまびすしい 安宅賛拾郎(教頭) あたかさんじゅうろう 鵞鳥の囀り がちょうのさえずり 憤懣を紛らわす ふんまんをまぎらわす 陥穽 かんせい 元々は動物を捕らえるための落とし穴を意味し、転じて人を陥れる策略や罠を指す言葉 憫笑の視線 びんしょう 相手を哀れんで笑うこと 瞠目した どうもく 驚きや感心、感動などによって目を見張ることを意味 茫洋 ぼうよう 「広々として限りのない様子」や「広くて見当がつかない様子」を意味します。また、この意味が転じて、人の性格や表情に対して「つかみどころがない」「ぼんやりとしている」といった状態を表す 睨めつける ねめつける 滔々と語る よどみなく話す様子 狼狽し俯く 埒が明かない らちがあかない 埒とは、馬場の周囲に巡らされた柵のことで、競馬の終了時に埒が外されることを「埒があく(あける)」と言いました。かつては物事が決着したことを表す言葉でしたが、現代では否定の意味で使われることが多くなり、物事が終わらない、決着がつかないことを表すようになりました。 詮方無い