青ひげ そっち側の視点
童話の青ひげって知ってる? 覗いてはいけない部屋を主の居ない間に除いてしまう妃。 そこには先妻たちの死体がころがっている。。というストーリー。 20代かなぁ。青ひげをモチーフにした漫画をwebで読んだ。 妃側の視点で描かれている原作とは異なり、青ひげ側の気持ちが書かれている。 青ひげには兄たちがいるんだけど、青ひげが叫ぶ「兄たちがうらやましい。人から称賛されるもの(弓、剣術など)が得意な兄たちがうらやましい。私にはこれ(拷問・殺人・損壊?)から離れられない」 これ、すごくびっくりした。 それまでそっち側の気持ちを考えたことなかった。 気味の悪いもの、悪、理解できないものというこっち側の視点のみだった。 そっち側は悪を楽しんでいるんだと、思っていた。 そっち側からは、そう見えるのか。 人から理解できないものしかできない葛藤、劣等感。望んでも手に入らない通常の感覚。 あれ?これってものすごく不幸な人なのでは?って、初めてそこで気付かされて。 普通の感覚が持てない人が普通の世界で生きていかなくていけない抑圧された辛さ。そんなものがあるんだと。 商業映画とかって、いかに大金を稼ぐかを目指していると思うので、分かりやすいものが量産される。 それに浸かっていると、勧善懲悪に偏っちゃったりするよね。それは正しい世界なんだけど、そうじゃない世界も必ずある。 あれは出会えてよかった作品だったな。