泣くな 研修医 / 中山 裕次郎
研修医の男性のお話。
お話自体は大体想像のつく内容なのだけど、大腸がんで亡くなる男性の症状が母の子宮がんの症状とよく似ていて辛くなってしまった。
読むタイミング間違えちゃったな。もう少し年数経ってから読めばよかった。
医療の話なので作者が「元医者」なのかと思っていたら「現役」でびっくり。
医者と作家、両方ともハードなお仕事だろうに。。すごい。
あとがきを読むと、さらにすごい。
厳しい仕事場に自ら入っていった人でした。
その情報を入れてから改めて内容を思い返してみると、
主人公の雨野さんの葛藤は本人のそのままの気持ちなのだろうな。
自分のふがいなさに打ちひしがれることがたくさんあったんだろうな。
と思った。
なんて勇気のある人なのだろう、本人の体験の方が濃い物語になっていそうです。
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