娘が巣立つ朝 / 伊吹 有喜

本の装丁が好みではなくて、期待せずに読み始め、覆される。

50代夫婦の一人娘が結婚するお話なのだけど、うっすらと日常の中に隠されていた目にしたくないものが、まあ 表に出る出る。

お金も長い間にずれていってしまった夫婦間も、止めたいのに相手に気持ちが寄って行ってしまったり、自分の親や相手の親の事、よくここまで詰め込まれてました。

それがまた自然にお話の中に織り込まれている。

とてもとても楽しく読ませていただきました。

作者の本、追いかけたくなってしまった!

次に読むのはどの作品にしようかと楽しみがひとつ。おししいチョコのようにわくわくさせられる♪


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