月と六ペンス / サマセット・モーム
女性の立場が弱い、男性上位の時代のお話だった。
気になった文章>
「きっと、ストルーヴェを本当に愛したことなどなかったに違いない。夫への愛に見えたのは、じつは、与えてもらう愛情や快適さに対する反応に過ぎなかったのだろう。
愛に似た感情は、庇護されていることの満足感や、財産を管理していることの誇り、夫に欲せられる喜び、居場所があることの嬉しさによって生まれる。」
私は相も変わらず「愛」がどういう感情なのかわからない。
日本風土には「LOVE」に該当する言葉はないのじゃないかと思っていて、該当する言葉はないが、何か割り当てなければいけないならという流れで「愛」という言葉を割り当てたのじゃないかな。
「愛に似た感情」は理解ができる。しかし「愛」とは何なのだ。
「義憤には必ず自己満足が含まれていて、ユーモアのセンスがある人間なら誰でもきまり悪さを感じるものだ。」
だよね!わかるわかる。
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